レンタルオフィス・コワーキングスペース・シェアオフィスの定義って・・・
定義ってあるのか?
一応、あるみたいです。
でも、正直僕もちゃんとした定義はわかりません。
コワーキングスペースにも個室があるところはありますし、
レンタルオフィスでも個室じゃないところはあります。
じゃあ、シェアオフィスか。
シェアするオフィス。
コワーキングスペースもレンタルオフィスもその要素を持っていますしね。
なので、よくわかりません。
一度、行政へのプレゼンをしているときに、
「シェアオフィスもレンタルオフィスも違いはありません」
と言ったら、大学の教授から、
「全然違いますよ!」
と全否定されました。
はあ、みたいな顔したら、
「全然違うでしょ!」とまた。
そんなに違う??
ま、いいや、と無視して次の説明に移りました。
でも、定義は、あるところでは大切で、あるところではそんなに大切ではない。
実際運営していく際には、大切ではありません。
むしろ、そのオフィスのコンセプトやどのターゲットにむけてやっているのかが大切です。
コワーキングスペースって何?
そもそも、コワーキングスペースって何でしょう?
たまに、コアワーキングスペース、という方がいらっしゃいますが(笑)、
コワーキングスペースです。
コ・ワーキング・スペース、とした方が分かりやすいですかね。
みなで働く場所、共同で働く場所、という意味合いになってくるかと思います。
個室のような専有スペースではなく、
カフェや図書館のようなオープンスペースみたいに、
いくつかの椅子や机が設置してあり、あちこちで仕事ができるようになっています。
様々な業種の方が、一つの施設に集まって仕事をしており、そこに個室のような境目がない。
雰囲気は、ザワザワと多くの方の仕事の会話が飛び交って、活気に溢れている。
そんな感じでしょうか。
コワーキングスペースは、単なるオフィス貸しというよりも、入居者のコミュニティを形成することに力をいれています。
イベントや交流会も盛んに開催しています。
オフィス側が、多様な機会を作り出せるものを提供しているのが特徴です。
はじめに
レンタルオフィスって何?
これが、私が初めてレンタルオフィスというものを知ったときの感想です。
どういった仕組みなのか、実際、何がいいのか、理解できないものでした。
賃料が、坪単価にすると、
普通のオフィスよりレンタルオフィスの方が高いのですから。
しかも3倍も!(当時ね)
でも、お客様はやってくる。
私が初めて携わったのは、20年程前です。
その頃は、レンタルオフィスというシステムや名前そのものがあまり認知されておらず、
「何で高いのか?」
よく質問されました。
「何ででしょう?・・・」
先輩社員に教えてもらった内容を説明してましたが、自分自身がピンときていなかったのか、うまく答えられず・・・
それでも契約をいただいてました。
ある地方都市のそんな主要じゃないエリア(下町丸出しエリア)に、73室。
(今思うと、こんな数をよく扱っていたな・・と)
それからしばらくして、コワーキングスペース、という言葉が出てきました。
コワーキングスペースって何?
カフェみたいなところで、いろんな方が仕事をしていて、コミュニケーションをとって、シナジー効果を狙う。
そんなの浸透するの?
この恥ずかしがりやの国日本で?
それからまたしばらくして、
あるご縁をいただいて、運営中のレンタルオフィスを任せてくれることになり、
そこの仕組みがコワーキングスペースとして使えそうなので、
コワーキングスペースで売り出してみました。
お客様からの反応は・・・・イマイチ・・・
まあ、売り出し方も良くなかったと思うのですが、
やはり、受け入れられるものではないのかなと。。
それでも意固地になって続けていると、、、
少しずつ契約が取れ始め、且つ、この仕組みをしっている方も現れてきました。
へ~、いけるのかも。
その後のコワーキングスペースの増殖のスピードは、ご存知の通りかと思います。
今や、ビルに空室がでた、新築ビルが建つ、
猫も杓子もまずはコワーキングスペースの導入を検討されます。
いや~、まさかこんな世の中になるとは。
でも、いいことです、結局、経済の活性化を支えるためのオフィスが増えているのですから。
でも、そうやって増えてきたレンタルオフィス・コワーキングスペースですが、
淘汰は始まっています。
結局、質の良くない、お客様のことを考えていないオフィスは無くなっていくのです。
それはそれで、いいことで、質のいいオフィスだけ残れば、悪いことなど何もありません。
ただ、運営している企業も、
決してそんな質の悪いオフィスを作りたかったわけではなく、
やり方・作り方を知らなかっただけなんです。
そんなのあまりにももったいない。
私のやり方が必ずしも正しいとは言い切れませんが、それでも基礎的なところ、外してはいけないところを網羅しているかと思います。
そして、今もこういった施設を作りたいと思い、日本経済の活性化を担おうと思う方々のお力になれるのであれば、これほどの喜びはありません。
是非、これからの経済をみなさんの人生を、大きく羽ばたかせていただければと思います。